ニホンカモシカに出会う!けど、違和感が…
長野県で歩いているとニホンカモシカを発見!
人家の直ぐ脇の杉植林下でバラ科の葉っぱをモグモグしてた(笑)
あれ?逃げん…
いくら近づいても逃げない…シャッターチャンス!と思い持ってる一眼レフで撮影してよく見ると皮膚病であまり目が開かず、足も毛が抜け乾燥してひび割れて痛そうでした。
目が開いとらん
後ろ脚…
恐らく疥癬にかな?
まだブラウザー、つまり木本主体の草食動物だから目が見えなくてもなんとか食べて行けるのでしょう。
キツネとかタヌキだと獲物取れなくて死んじゃうけど…
本当はニホンオオカミがいれば食物連鎖で真っ先に食われるはずなんですけどね…ここまで重症化しても繁殖できちゃうから皮膚病にかかりやすい子供がいっぱいできて、下手すると地域個体群は絶滅してしまうかもしれない。。
可能性の一つですけどね。。
確か「自然界の正常化」だったかな。
この子も他の個体から病気をもらったのかもしれない。
健康な個体はこんな感じです。
暗くてごめんなさい。
最近は増えすぎて食害による被害が増えているらしいです。
でも特別天然記念物だから法律のおかげで狩猟することができず、対策に四苦八苦している。
そりゃあ頂点の肉食動物全滅させたんだから増えまくるよね?(笑)
一時期個体数が減ってヤバイからと保全された歴史がありますが、「保全して増え過ぎたらどうする?」という発想はないのか。
他の天然記念物もそうですが、目先のことしか見えてなさ過ぎではないのでしょうか。
まあお役所勤めが3年ごとと言いますから、今を乗り切ればみたいな考えになりがちなのかも知れませんね。
国立公園のイエローストーンみたいに10年交代にすればいいのに。
とはいえ3年にしたのは、賄賂・癒着を防ぐためと聞きますし難しいですね。
【生態】
・年に1産1子。
・雄は子育てに参加せず、雌が単独で行う
・野生化では15年生きて、飼育では33年の記録。
・山地の崖地に生息、脚の構造が鹿と違い崖を登るのに適している。平地での疾走は早くない。
・基本は木本を中心とする草食動物ですが、たまに下に生える草本も食べる。
・海外でシカが、ミネラル分を補うため人間の死体を食べるとされる研究結果があるが(他の動物の死体も)、カモシカは不明。
・1個体が死亡または移動した際に空いたニッチには、およそ半年で別個体が入るという研究結果がある。
【同定】
(足跡)
・ニホンジカとの判別は難しく、数十年のベテラン猟師でもなければ、困難を極める。
(糞)
・シカと違い一粒一粒の大きさが均等(素人には厳しい)。これも足跡ほどではないが、何度も見比べなければ厳しい。難易度は高い。
・量が多く、100粒以上同じ場所に山盛りとなっていればカモシカと見なして良い。シカは歩きながらバラバラとする
(毛)
・シカと同じで折れ、厳しい。
(食痕)
・シカと同じ。厳しい。